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3級FP技能検定 受験体験記(独学)

3級FP技能士

FPを受けようと思ったきっかけ

今から約15年ほど前に遡りますが・・・・。

一応これでもSEのはしくれ。
10月の秋季情報処理技術者試験を受験しました。

資格試験が終わると、大きな目標を喪失したような気になるんですよね。
なにか、目標を作らないと。

次は、仕事ではなく自分自身の人生に役に立つような資格が欲しいかな?
などど思ったときに、丁度、コツコツ付けていた家計簿からお金に興味が湧いてきた時期でもあったのでよし、FP技能検定でも受けてみようかな?

と、自然とこういう流れになりました。

FP技能検定についての情報を手に入れる

一度、資格試験を目指すと多くの時間を割いてしまうことになるので、FP技能検定はどのような試験で、難易度は、合格率は、合格のメリットは?などを事前にリサーチすることはとっても大切。

・CFP、AFPとFP技能士の関係
・関連する資格(DCプランナー、簿記、税理士等)
・受験日、受験申込日、合格発表日
・FP3級の試験内容に関すること。(試験範囲や受験科目数)

これくらい理解すれば、合格に少し近付きます。

自分の場合は、試験日の約3か月前から情報収集し、第3回(1月分)に受験することに決めました。

あと、残り3ヶ月。
始めの2ヶ月で参考書を読み込んで、ラスト1ヶ月で過去問題を解きまくる!
こういう単純な計画を立てました。

次は、参考書・問題集探しです。

参考書・問題集の選び方

参考書・問題集は一目惚れを選ぶ

まず、自分がお世話になった、参考書と問題集を紹介させて下さい!

参考書選びが合否を左右すると言っても言い過ぎではありません。
受験日までの長い期間、好きでいられるものを決めた方が良いと思います。

FP3級程度であれば、たくさんの種類の参考書・問題集があるわけではないので、そこらへんの本屋さんで見比べるのも一つの手ですね!

パラパラと開いて、『見やすいな、これなら』と一目惚れをしたら迷わず買いましょう。
一目惚れの力はスゴイですから。

けど、自分が推薦する上の2冊は良いですよ~~。実際これで合格してますからね!

分かりやすい。読みやすい。図も多い。
試験対策のポイントや+αの知識、練習問題もあり、しっかりしてます。

受かった今も、辞書代わりに利用しているので、
長いお付き合いをさせて頂いています。

試験勉強の計画を立てる

勉強方法1 全体計画を立てる

まず、合格までの全体計画を立てます。
これが面倒くさいからといっていきなり勉強を始める人が多いのですが、
ちょっと待った!です。

計画を立てるメリットは二つあります。

1.安心して勉強ができる。
2.一日遅れると、どうなる(悪化する)かが分かる。

です。

言葉足らずなので、少し詳しくお話しするとですね、

1『安心して勉強ができる。』

無計画で長期間の勉強をすると、バランスよく勉強できてるのかな?とか
勉強しきれてない科目があるんじゃないかな?

と不安になって、何を勉強しようかに時間を費やします。

また、勉強をしていても、「あれ、こないだやったような?」「やっぱり、違う科目を勉強しよう」となり、勉強を中断したり、知っている内容を繰り返したりしてしまいます。

はっきり言って、時間の無駄+非効率です。

2『一日遅れると、どう(悪化する)なるかが分かる。』

計画を立ててないと、残業で疲れていた場合に、「まあいいや明日やれば」と簡単にこうなります。
問題の先送りです。
一日遅れてもなんとかなるという気持ちが芽生え、こういう行動を取るのでしょう。

計画を立てると、こういうことは無くなります。

上記の参考書では全体で47項目に分かれています。
1日1項目で47日、1日2項目で23日。1日3項目で16日かかる計算。

これでOK。

『1日最低3項目読む』と毎日の目標を決めます。そうすると、バランスよく勉強し、2ヶ月で4回読める計算になります。
そして1日遅れると3項目遅れるので、次の日は6項目のノルマになる、と、遅れるとどうなるかがはっきり理解できます。

また、1回目と4回目では、読めるスピードが変わってきます。4回目は内容が分かっているだけ、読むのが速いです。

その分、6項目に増やすとかすれば、最低5回は読めます。
土日とか、余った時間は自分の苦手な分野をじっくりよめば良いと思います。

問題集も同じです。

まず、何問の問題が載っているのか、期間は1ヶ月、最低3回は解きたいとすれば、おのずと1日何問解かないとだめか。というのが計算できます。

勉強方法2 最低5回は読む

始めの2ヶ月間は参考書を読む、に徹しました。

目標確保時間は、平日は最低1時間。休日は3時間以上。

平日の1時間はどうやって確保するのか。?
答えは、通勤時間とトイレの中です。 (汚くてごめんなさい・・・)

通勤時間は、徹夜が無い限り、残業だろうがなんだろうが、時間が確保できる、唯一の固定時間です。
トイレは、他にやることが無いので集中できます。

家にいると、ついつい音楽聴いたり、wi-fi繋いで携帯を見たりしてしまいますよね。
意思が弱いので。

時間が無いは、言い訳ですよ。頑張って捻出しましょう。

休日はお店でやりました。
これはトイレ理論と同じく、他にやることが無いので集中しやすいから。ただ、これは人によると思います。家の方が出来るという人もいるでしょう。

重要なのは自分が集中できる場所でやるということ!

しかし、こうやってお店通いしているうちに、運命的な出会いを果たしました。

それは、サンマルクカフェの『チョコクロ』。なんて美味いんだぁ~~。
勉強してて良かった。って思える瞬間でした。土日はチョコクロの日。

そんな感じで勉強し、結果的には

・ライフプランニングと資金計画・・・5回
・リスク管理・・・7回
・金融資産運用・・・5回
・タックスプランニング・・・12回
・不動産・・・8回
・相続/事業継承・・・9回

も、読んでしまいました。自分としても、かなり読み込めましたね!

勉強方法3 やりたいと思った分野から勉強する

自分は、第1章から勉強をやりません。しかし、第1章からやるときもあります。
どういうことかというと、好きな分野、やりたい分野、からやります!

人間って、計算問題するのに快調な日があったり、暗記物をするのに快調な日があったりと様々だと思います。

なので、自分の気分に素直になって、勉強したい項目を勉強します。
嫌々やっても頭に入りませんから。バイオリズムに従うって感じでしょうか。

FPのような、試験範囲の広い試験は、必ずノレる分野があります。
「今日は不動産やな」とか、頭冴えてるから「タックスプランニングやろう」とか。

話は戻りますが、1日3項目読むのが、始めの2ヶ月のノルマでした。

愚直に1章からやらなくても、途中のリスク管理・金融資産運用・不動産を1項目ずづやろう。
でもOK。これが、勉強法だと思います。

ただし、とこまでやったかはメモっときましょう。

一応、FP3級を合格するには、効率のよい進め方というのがありそうで、
1.タックスプランニング
2.不動産
3.金融資産運用
4.ライフプランニングと資金計画
5.リスク管理
6.相続・事業継承
です。

とくに、タックスプランニングは範囲も広く、全科目と重複するので先にやった方がいいと思います。
あとは、皆さんで工夫をして下さい。

試験当日の状況

試験当日、以外と緊張していませんでした。

なぜなら、絶対に合格できるっていうすごい自信があったからです。
こんなに自信のある試験も珍しい。。。

試験は快調でした。それでも分からないところはやっぱりありました。
でも、受験中に「もう受かったな」って思いました。

年代は20歳代の人が多かったような気がします。
男女比は50:50くらいでしょうか?

『あるじゃん(今は廃刊)』とかの、マネー雑誌を読んでましたから、お金の知識は多少はあると思うけど・・。FP3級って所詮3級、合格率も70%近いから簡単に受かるんでしょ。

答えはNOです。

受験後、素直に思いました。3級FP技能とは言え、難しかったなって。

参考書を2、3回読んだうる覚え程度の知識では、絶対に受かりません。
特に、銀行や証券会社みたいな金融系に勤めていない人が受かるには、それなりの勉強が必要です。今回は、FPの勉強が楽しくて、続けられたから受かったんだと思います。

これだけは肝に銘じましょう!。

試験の次の日に、きんざいのHPで解答の発表があります。
予想どおりの合格でした。うれし~。

試験結果がやって来た!

しばらく経ってから、試験結果が送られてきました。
合格証書と成績表2つの計3通です。

左が学科試験の合否通知書
右が実技試験の合否通知書です。

    〓成績〓
学科試験 合格 48/60 回答率 80%
実技試験 合格 47/50 回答率 94%
 ※個人資産相談業務

今後の目標は

CFPになること。その為には、まずAFP(兼2級FP技能士)を取得します。

AFPは実技課題提出があるので、独学では無理かな?。
どこかに通うか、通信教育を使って勉強したいと思います。

最終目標はSE会社を退職してFP会社に就職する事。(すでに実現済み)

また、全分野に精通したFPになるために、引き続き手を緩めずに、宅地建物取引主任者や貸金業者取引主任者、DCプランナーなども勉強していこうと思います。

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