簿記3級 受験体験記

簿記検定とは?

簿記とは?

いろんなところで書いていますが、
これからの社会人に欲しい3つの知識は『IT・英語・簿記』である。
と、ある雑誌に書いていました。

鵜呑みにするわけではありませんが、
簿記は専門的な知識でもなんでもなくて、お金に関する基礎となり得る知識です。

簿記とは、
『企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。』
と、簿記検定を主催している日本商工会議所が定義してます。

簿記を理解することによって
・一般的な会計知識が身につく
・財務諸表を読む力、経営の分析力が身につく
・コスト感覚が身につく
なんてことが言われます。

私の仕事は当時SEで、コストとかあんまり考えないサラリーマンでしたが、人件費が掛かると利益が減るんだ、効率的に働かないと・・・みたいなことを考えるようになりました。(当たり前のことなんですけどね・・・・)

また、固定資産と備品の違い(だから固定資産ってこまかく管理するのね)、当座預金の使われ方、貸し倒れ、財務諸表、直接費、間接費等の知識。
仕事で直接使えるって訳では無いのですが、知ってて良かったと思う内容が満載です。

簿記検定について

簿記には1級~4級まであります。
4級はかなりの簿記入門です。始めて勉強する人は3級からがいいでしょう。
かんたんに説明すると
・3級は個人商店会計についての会計処理
  (商業簿記)
・2級は株式会社会計についての会計処理
  (商業簿記・工業簿記)
・1級は・・・2級よりさらに難しい会計(きちんと説明できません・・・)
  (商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算)
こんな感じです。
詳しくは、日本商工会議所の簿記検定のページで見てくださいね。

また簿記1級は、税理士を目指す人の登竜門となっています。
(税理士の受験資格に簿記検定1級があります)

日商簿記3級 受験体験記

簿記を受けようと思ったきっかけ

私は、SE(システムエンジニア)です。(当時の話です・・・)
なので、資格といえば、
・情報処理技術者試験
・MCP
・オラクルマスター
です。(SEの方なら知っていると思います。)

で、会社に入って3年くらいずーっとIT系資格の勉強をしていて飽き飽きしていました。
しかも、IT系の資格ってすぐに新しくなるので、継続勉強を強いられます。

そんな「イヤイヤ気分満開」の渡しの前に現れたのがとある雑誌の記事でした。

「これからの社会人の必須知識は、IT・語学・簿記
このような内容が書かれていました。

「自分に足らないのは簿記・・・、しかも必須知識だと・・・、語学もダメだけど(笑)」

すぐに影響される悪い癖から、本屋さんで簿記について調べて、今までにない内容に感動して、3級を受験することにしました。(とっても単純です)

私は好奇心がとっても旺盛です♪

参考書・問題集は一目惚れを選ぶ

私は、簿記については完全初学者だったために、とにかく簡単に理解できる参考書を探しました。

・図が多くイメージしやすい
・説明文が分かりやすい
・小さくて持ち運びやすい(通勤途中に読みたいので)
・参考書だけでなく、問題も掲載している

簿記は人気のある資格だけあって、参考書や問題集もかなり沢山出ています。
かなり迷ったあげく、購入した参考書がこれです

簿記検定に面白いほど受かる本 日商簿記3級 基礎編
簿記検定に面白いほど受かる本 日商簿記3級 実践編

それと、出題形式を掴むために問題集を一つ選びました。

本試験型 日商簿記検定3級試験問題集

安かったんです・・・。
それだけじゃなくて、解説が詳しく掛かれていたのと
解答用紙が取り外せたっていうのが購入の決め手でした。

切り外した解答用紙はあらかじめ拡大コピーして、
本番同等に時間を計って解いていました。

勉強方法1 問題集を早めにやる

初学者だったため、簡単な参考書をチョイスして通勤時間に読みまくりました。

1回目で全ての内容を理解しようとせずに、概要を掴もうと考え多少分からなくても進みました。全体感は素早く掴んだほうがいいからです。なぜでしょうか?
 
全体を読んだ後に、
ボリュームが多いな、少ないなと、感じたことによって、今後の進め方が変わってくるからです。
やり方を変えるのはなるべく早い方がいいですよね。
 
ちなみに、自分としてはボリュームが多いと感じました。

そこで、じっくりやると時間が足らなくなるなと思い、
まず問題集をやって試験の出題形式を掴んで要領よく勉強していこうと考えました。

 で、問題集をやってみて(時間も計って本番同様に)、、、、
 結果はぼろぼろ。
 20点くらいしか取れませんでした・・・。

 3問目の試算表の作成
 5問目の精算表の作成
 は0点。トホホ。
 
それと同時に、
仕分けも大切だが、総勘定元帳や精算表を作り上げる手順を理解する必要がある。
ということが分かりました。

そこからは、参考書の読み方も違ってきましたね。
 
この方向変換が良かった!

平日は参考書(上・下巻共)を読む、
土日は問題を解くということを3ヶ月くらい続けました。
参考書は上・下巻それぞれ3回程度、苦手なところは8回くらいは読んだと思います。

勉強方法2 試験直前1ヶ月

1ヶ月前など時間が無いときは、×マークを中心にやっていきます。

ん、×マークって?

こじかは基本的に、間違ったもの、分からなかったものに×マークをつけていきます。
勉強開始からずーっとつけています。

×マークが一つもつかないものっていうのは、理解している証拠です。
1ヶ月問題とかやらなくても、本試験ではやっぱり正解します。

それとは逆に、×が3つも4つも連なっている場合もあります。
これは、理解できていない証拠です。
これを集中的に理解すれば、得点を引き上げることができます。

だから、めんどくさくても常にペンは持ち歩いて、問題をした後にはチェックをつけていくことが大切ですね。

試験の1ヶ月前にはかなり有効な記録になっています。
先のことを考えて計画的に勉強することが大事です。

これは、簿記検定に限ったことではありませんけどね。

また私自身は、基本的に家では勉強できない人なので、土日はファーストフードに行ってやってました。3時間は粘ります!自分がはかどると思ったことをやればいいと思います。

試験会場にて

簿記3級は、制服を着ている人がとっても多かったです。
商業高校とかの人なのかな。

試験会場もとある商業高校だったので、受付の人も案内の人も高校生でした。
なので、久しぶりに学生気分に戻りました。
机は高校のパイプ机だったので、椅子は堅いわ低いわでやりにくかったです。

あと、自分は電卓をあまり使いこなせません。当然です経理じゃないので。
3級ではそこまで不利にはならないですが、2級ではどうかなって思います。

それにしても、周りの人の電卓裁きはすごいですね。

・片手で打つ
・無駄に力強い
・ブラインドタッチ

見とれてしまうほどです。
あんまり見ると、カンニングになっちゃうんですけど。

電卓の音には、イライラしてましたけどね♪
「もっと、おとなしく叩けねぇーのか!、オラオラ!!」

スマートな電卓使いになりましょうね。
そういや、簿記の参考書とかが売っているコーナーで電卓の使い方の本が売ってました。
「へぇ、こんな本もあるんだ」とちょっと感動。
今度2級に向けて買おうかな・・・。

自信はそんなにありませんでした。

本番を想定してやった過去問題集では、合格ラインの70点いくかいかないかだったので。

でも、3ヶ月以上も勉強したし、でもやるだけはやろうと、開き直って受験をしました。

試験結果がやって来た!

開き直って受験した、簿記検定3級。
試験ではいがいにすらすらと鉛筆が進みました。試験前一週間のがむしゃらが良かったのでしょうか?ほんと毎日のように過去問題集を解いていましたから・・・。

で、試験終了後。

一応、自己採点とやらをしてみました。
合格点70点に対して、72点~68点。(ちょっとあやふやな答えがありまして・・)

な、何てことでしょう。ボーダラインを挿んでしまっています。
判決は合格発表日までお預けです。

合格発表日の数日後。。。

試験結果が送られてきました。
合格証書と成績表計2通です。
  (成績表をちょっとなくしてしまいました・・・)

    〓成績〓
簿記3級 合格 72/100 回答率 72%

はっきりいって合格したものの、
簿記3級でこの成績ではあまり喜ばしいものではありません。
だって目標は簿記3級合格ではなくて、『税理士』になること!

気合を入れなおさないといけません。

今後の目標は

簿記2級を取りに行きたいと思います。
簿記1級は難しいと思いますが、税理士試験の登竜門的位置付けなので
逃げずに挑戦したいです。

なんにせよ、簿記1級合格を想定して、簿記2級の勉強をしていこうと思います。
つまり、簿記2級以上の内容でも学習していくということですね。

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