宅建試験とは?
金融系資格を取ろう!とか言いながら。
宅地建物取引士(旧:宅地建物取引主任者)は・・・・法律系資格の側面が強いです!
とても荒っぽく言うと、
宅地建物取引業を営む場合に必要な、専任の宅地建物取引士を置かないといけないと、国土交通省令で定めています。
その、宅地建物取引士になるために必要なのが、宅地建物取引士資格試験(宅建試験)に合格することなのです。
平成26年度までは、宅地建物取引主任者資格試験と言っていました。
FPと不動産の強い関係
FP(ファイナンシャルプランナー)の仕事は、主に保険や金融商品の提案・販売が多いのですが、そのきかっけは家の購入などのライフイベントから発生することが多々あります。
自宅を購入するときに、不動産屋さんで「FP無料相談」というイベントをやっている所も多く見かけるようになりました。それほど、FPと不動産って切っても切れない関係なのです。
そんな自分も、FP相談員として不動産会社によく伺っていました。
住宅購入者(お客さん)は、不動産の営業さんには言えない本音を打ち明けてくることだったあります。そんなときに不動産購入の実務や流れを知らないと、相談にも乗ってあげられません。
なので、FPとして活動するのであれば、不動産に関する知識は持っておきたい。
さらには、宅建(宅地建物取引士)まで取得しようと考えました。
FPとして金融商品の知識だけじゃなくて、不動産関係の知識もあれば、お客さんにも、また不動産営業マンにも信頼されるようになりますよ。
私は、その後、さらに住宅ローン(フラット35とか)の事をより詳しく知りたくなって、「住宅ローンアドバイザー」とか「貸金業務取扱主任者」の資格まで手を出しています。
この辺は、また別のページをご覧ください!
宅地建物取引士試験の概要
宅地建物取引士試験(宅建試験)は、年に1回、例年10月の第3日曜日に実施されます。
試験時刻は、午後1時~3時(2時間)
FP技能士や、DCプランナー、簿記等が年に2~3回実施しているのを考えれば、年に1回とは、条件がきついですね。不合格になると、もう一年時間を費やさないといけませんから・・・。
試験の方式は、マークシートによる50問の4択問題を2時間で解答。
35点が合格ラインと呼ばれているそうですが、ここは毎年若干変わります。
下手に満点を目指さずに、簡単なものを間違えないようにするのが合格の秘訣かもしれません。
試験科目と重点ポイント
試験科目はおおきく5つ
試験科目 | 出題数 | 問題番号 |
---|---|---|
1.権利関係 | 14問 | 問1~14 |
2.法令上の制限 | 8問 | 問15~22 |
3.税、その他 | 3問 | 問23~25 |
4.宅地建物取引業法 | 20問 | 問26~45 |
5.免除科目 | 5問 | 問46~50 |
※免除科目は不動産会社で働いて(不動産取引に従事)いて、「登録講習」を受講したら免除される科目です。自分も所属していたFP会社が不動産業も兼ねていたので、これを利用しました。
その内、
2と3については、FP技能士試験と完全に試験範囲がかぶってしまっています。
ですから、平行して勉強も可能ですし、効率的です。
ちなみに、1.4.の法律系問題で50問のうち34問が出題されるため、ここを重点的に学習すれば合格に近づけると思います。
宅建試験合格は、独学では効率が悪いかも
結論、宅地建物取引士試験は結構難しいです。
(いろんなサイトでは、比較的簡単ですなんて書いてる所もありますが・・・ホンマカイナと)
不動産会社でバリバリの営業マンでも、業務遂行に必要な宅建業法や法令は知っていても、自分と関係のない法令や民放など、分からないことも多いはず。
自分が不動産営業マンと仕事でお付き合いしていた時も、通常業務で忙しいこともありますが、毎年落ちている人が沢山いました。
しっかりと時間を取って、理解して勉強を進めていくのが、最終的には合格への近道かと思います。法律系の難しい言葉など初学者には理解しがたく、独学よりも通信教育などを活用することをお勧めします。
お金はかかってしまうかもしれませんが、その分、時間を買えるかもしれません。
宅建試験講座を実施している通信教育一覧
ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座・宅建士(宅地建物取引士)講座|資格の大原(通信・通学)
・宅建・宅地建物取引士講座|フォーサイト(通信)
・宅地建物取引士講座|クレアール(通信)
・資格・教育「ヒューマンアカデミー」
宅地建物取引士試験の合格体験記
宅地建物取引士(合格した当時は宅地建物取引主任者)の、合格までの道のりを詳しく書いています。
受験される方の参考になると思いますので、ぜひご覧ください!
宅建資格試験のお供にしたのは、ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座 です。
2級FP技能士試験・AFPに引き続きの登場です。
ちなみに、宅建資格はストレート合格することは出来ませんでした。2年目で合格。
不動産会社は、一定数の宅地建物取引士(試験合格者)を在籍させないと、営業できないくらい重要な国家資格ですから、そんなに簡単に受かるような試験ではありません。
心してかかりましょう!